1963~1965年

フルーティスト髙橋利夫、
鈴木鎮一に音楽表現法を学ぶ

スズキ・メソードの創始者である鈴木鎮一は、パブロ・カザルス、ジャック・ティボー、フリッツ・クライスラーなどの大家の演奏を聴き、常にその音楽表現の研究をされていた。

1963年頃の髙橋利夫

1965年

「モイーズ先生は、
まだ生きていらっしゃいますかね?」

髙橋利夫は、鈴木先生の言葉に触発され、フル—トの巨匠マルセル・モイーズに教えを受けることを決意。生死、居所不明のモイーズを求めて渡米する。

渡米する前の送別リサイタル(1965年10月26日 松本市民会館)

1966年春~1968年秋

モイーズを探し当てる

渡米半年後、ヴァーモント州プラトルボロにマルセル・モイーズを探し当て、初対面から意気投合し、その後長く薫陶を受ける。この信頼関係が、後にモイーズ来日を実現させることになる。

モイーズの自宅にて

 

1969年

帰国リサイタルを開催

リサイタルを聴かれた鈴木鎮一から、スズキ・メソードのフルート指導曲集を作成するよう、髙橋利夫に依頼があった。

 
 
 
 
 

1971年

スズキ・フルート指導曲集第1~3巻発刊

苦労を重ね、指導曲集がまとまる。ここに、スズキ・メソード  フルート科が誕生、スタートする。 フルート科の教室が、松本から長野、東京、名古屋、京都へと広がる。

第1巻の初版。髙橋利夫フルート指導曲集がタイトルになっている

1972年

フルート科が全国大会に初出演

 3月、フルート科で初の卒業生を出す。日本武道館で行なわれていた全国大会に初めて参加した。

第18回全国大会のプログラム

 

1973年

マルセル・モイーズ(84歳)初来日

才能教育研究会の招聘によるセミナーを開催。日本全国から受講生、聴講生が集まり、松本、東京で開催。

才能教育会館にてモイーズと

 

1974年

全国指導者研究会にフルート科が初参加

国内外の指導者が一堂に会し、奏法や指導法の研究を行なう全国指導者研究会に、この年から参加。研究会で得られた様々なノウハウや考え方が、全国の教室に持ち帰られた。

当時のプログラム

 

1977年

マルセル・モイーズ(88歳)再来日

才能教育研究会の招聘によるセミナーを松本、東京、神戸で開催。 モイーズ米寿祝賀コンサートを東京で開催。

再来日の折のモイーズ

1978年

髙橋利夫著「モイーズとの対話」を出版

髙橋利夫が、モイーズの下で3年間師事された時に、モイーズと交わされた会話と、後にご自身で研究された「モイーズ奏法」が紹介され、あらためてモイーズの偉業の一端を知ることができる。全音楽譜出版社 2,376円(税込)→詳しくはこちら

現在は、改訂版が出版されている

 

1978年

髙橋利夫、アメリカの大学で
スズキ・フルートメソードを紹介

髙橋利夫が、アメリカ、ウィスコンシン大学でのスズキ夏期研究会に招かれ、初めてスズキ・フルートメソードを紹介。以来、毎年招かれ、アメリカ(SAA)、ヨーロッパ(ESA)、オーストラリア(PPSA)、韓国、台湾などで指導者養成セミナーを開く。これにより、スズキ・フルートメソードは飛躍的に海外に広まった。現在、世界に延べ350人のスズキ・フルートの指導者の下で、数千人の生徒が学ぶまでに発展している。 

アデレード大学(オーストラリア)でワークショップ

 
 
 
 
 
 

1981年7月21日

関東地区第1回フルートコンサートを開催

関東地区第1回フルートコンサート(中野文化センター)

1982年

関東地区第2回フルートコンサートを開催

関東地区第2回フルートコンサート(中野文化センター)

 
 
 
 
 
 

1994年

鈴木鎮一95歳祝祭コンサートに出演

 

1996年

幼児用U字管フルートを開発 

より小さな子どものために「幼児用U字管フルート」をメーカーとともに開発。フルートのスタート年齢を大きく下げることに貢献した。 

共同開発した幼児用U字管フルートで広報活動

 

1998年

長野冬季オリンピック祝賀コンサートに出演

 

1999年3月27日〜4月3日

スズキ・メソード第13回世界大会を松本で開催

カナダのフルーティスト、ロバート・エイトケン氏をゲスト奏者として招聘。 

エイトケン氏を囲んだフルート科指導者

 
 
 
 
 
 

2002年11月10日

NHK総合テレビ出演

「NHK教育フェア 2002 愉快にイングリッシュ〜さくらと歌おう」に、5〜9歳のフルート、ヴァイオリン、チェロを学ぶスズキ・メソードの子どもたちが出演。 

2008年1月25日

鈴木鎮一メモリアルコンサートに出演

鈴木鎮一没後10年メモリアルコンサート(まつもと市民芸術館)に出演。フルート科は、メヌエットと精霊の踊り(グルック)を演奏した。

 

2008年3月28日

鈴木鎮一メモリアルコンサートTOKYOに出演

鈴木鎮一没後10年メモリアルコンサートTOKYO(文京シビックホール)に出演。フルート科は、精霊の踊り(グルック)、ブーレ(ヘンデル)などを演奏した。

鈴木鎮一メモリアルコンサートTOKYO

 

2008年5月3日〜6日

ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008に出演

東京国際フォーラム地下2階の「グラーベン広場」特設ステージで、連日演奏。

ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008

 

2009年11月23日

第1回フルートグランドコンサートを開催

フルート科開設40周年記念に、200人の子どもたちによるフルートグランドコンサートを、国立オリンピック記念青少年総合センター大ホールで開催した。

第1回フルートグランドコンサート

 
 
 
 
 
 

2010年6月

宮前丈明フルート連続演奏会を開催

東京(6月13日)、名古屋(6月19日)、松本(6月20日)でリサイタルを開催。

リハーサルから入念に仕上げた東京公演(ピアノ:東 誠三)

 

2012年3月27日

チャリティーコンサート東京2012〜東日本大震災復興支援 を開催

関東地区、東北地区の生徒900名余とOB・OGたちがサントリーホールで、復興支援コンサートに出演。

チャリティーコンサート東京2012(サントリーホール)

 

2013年3月27日〜31日

第16回スズキ・メソード世界大会in 松本 開催

14年ぶり、4度目の開催となった松本に、国内外から5,000人が集結。

第16回スズキ・メソード世界大会in 松本

 

2013年8月2日〜4日

フルート科夏期学校を開催

毎年恒例の本会主催、4科合同の夏期学校の開催がなかったために、才能教育会館(松本)において、フルート科単独で開催した。

グループレッスン

 

2014年3月31日

テン・チルドレンの50年記念コンサートに出演

世界20カ国、384都市で演奏した「テン・チルドレン」の50年を祝うコンサート(サントリーホール)に出演。フルート科はフォーレの「ファンタジー」などを演奏。

全員でキラキラ星変奏曲を合奏

 

2014年6月〜7月

アメリカでの研究大会で指導

イーストテネシー大学スズキ・フルート国際研究大会、および ワシントン・スズキフルート研究大会(SAGWA)が髙橋利夫、宮前丈明を招聘

イーストテネシー大学スズキ・フルート国際研究大会にて

 

2014年11月30日

髙橋利夫喜寿祝賀会を開催

アメリカ、カナダ、フィンランドからも参加。またフルート科だけでなく、全国のヴァイオリン、チェロ、ピアノの指導者など約150人がお祝いに駆けつけた。

「チマローザ」を演奏した後の記念撮影

 

2015年6月

副教材オブリガートパート譜を制作

コンサートのフィナーレで演奏する全科合奏で、フルートはオブリガートパートを演奏したいという長年の夢を実現。ヴァイオリン指導曲集第1巻No.1~No.12、また過去に編曲されていた3曲も合わせて収録。

2015年6月〜7月

アメリカでの研究大会で指導

イーストテネシー大学スズキ・フルート国際研究大会、および ワシントン・スズキフルート研究大会(SAGWA)が髙橋利夫、宮前丈明を招聘。

世界中に広がったスズキ・メソード

 

2016年

髙橋利夫 名誉教授に

4月、髙橋利夫が名誉教授に就任。フルーティスト宮前丈明氏 才能教育研究会フルート科教授に就任。

今なお、各地での講演に忙しい髙橋利夫